目次
きこえを補う情報機器展について
こんにちは。京都市聴覚言語障害センターです。
聞こえにくさがあると、テレビや電話、講演会、会議など様々な場面で聞き取りにくくて困ることがあると思います。そこで今回、京都市聴覚言語障害センターでは「きこえを補う情報機器展」を企画しました。参加費は無料、申し込み不要、入退室自由です。
●日時 2020年2月1日(土)11:00~16:00
●場所 京都市聴覚言語障害センター 2階
●対象 聞こえにくい方やその家族、教育・医療関係者など、聞こえに関心のある方はどなたでも参加できます!
出展機器
出展機器の一部をご紹介します。(50音順)
カウンター型ヒアリングループシステム/ソナール
病院や店舗の受付カウンターなどに設置するタイプです。Tコイル内蔵補聴器などがあれば、磁気誘導無線システムを利用して、周りの騒音や雑音の影響を受けずに専用マイクからの音声を聞き取ることができます。

コミューン/ユニバーサル・サウンドデザイン
マイクから入力された音を聞き取りやすく変換させ、聞こえやすさを向上させたスピーカーです。音の拡散を防いでいるので、指向性も高くなっています。卓上タイプ・ワイヤレスタイプ・バッテリー搭載タイプなど、使用に応じて様々なタイプを選ぶことができます。


サウンドアシスト/自立コム
離れたテレビの音声を、近くに置いたワイヤレス専用スピーカやヘッドフォンから聞くことができます。Mリンク(別売)があれば、Tコイル内蔵補聴器などと接続して、周りの騒音や雑音の影響を受けずに音声を聞き取れます。

手話ロボット/追手門学院大手前中学校 ロボットサイエンス部
2017年9月、国内大会で最優秀賞を獲得し、世界大会にも出場したロボットです。「おはよう」などの簡単な言葉を手話に翻訳することができます。
テレホンテキスト/自立コム
固定電話と専用の音声認識アプリ(JV2T)をダウンロードしたパソコンやスマートフォンとテレホンテキストを接続させると、電話の音声を文字化して映し出せます。インターネット接続が必要です。

ピアボイス/長塚電話工業所
雑音や喧騒音が多い環境でも、話者の声のみをピックアップすることができる録音マイクです。コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ(UDトーク)と連携させると、選択した方向にいる話者の声のみをピックアップして、リアルタイムに文字化できます。


フェーストーカー/Jumpers
FM無線方式で、送信機から受信機へ音声を伝えます。テレコイルアダプター(別売)があれば、補聴器や人工内耳とも接続できます。1つの送信機に対して受信機を増設させると、集団でも使うことができます(グループトーク)。


補聴援助システムロジャー/フォナック補聴器
Tコイル内蔵の補聴器や人工内耳と接続して、デジタル無線方式で送信機から受信機へ音声を伝えます。周りの騒音や雑音の影響を受けずに音声を聞き取ることができるので、複数の人が同時に話す場所、音が反響しやすい場所、広い会場や離れた場所で有効です。教育機関や企業などでも使用される機会が増えてきています。


MOVERIO BT-300/EPSON
メガネのようにかけるだけで目の前に映像や情報が映し出される、両眼タイプの眼鏡型ウェアラブル端末機器です。コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ(UDトーク)と連携させると、相手の音声を文字化して映し出すことができます。さらに、日本語字幕と音声ガイドアプリ(UDCast)と連携させると、映画鑑賞時にリアルタイムで字幕や手話を表示することができます。字幕のダウンロードのみインターネットの接続が必要です。


お問い合わせ
情報機器展の会場では、話している内容を文字にするノートテイクを利用できますので、聞こえにくい方や初めての方も安心してご参加ください。