こんにちは。京都市聴覚言語障害センターです。私たちのセンターでは、きこえにくい方やそのご家族、関係者の方を対象に各種講座や交流会からなる「コミュニケーション教室」を毎年行っています。
2019年度のコミュニケーション教室では、『聴覚情報処理障害(APD)』にスポットを当てた取り組みを多数予定しています。
聴覚情報処理障害とは
聴覚情報処理障害とは、聴力は正常(=聴力検査では問題ないと言われる)であるにも関わらず、学校や職場などの日常生活場面でききとりにくさが生ずるという症状を呈します。
近年、ツイッターなどのSNSでも聴覚情報処理障害に関する多数のツイートが寄せられ、NHKなどのメディアでも取り上げられる回数が増えてきました。
以下は実際のツイート(♯聴覚情報処理障害)より一部抜粋したものです。
聴覚情報処理障害に関する講演会のお知らせ
聴覚情報処理障害について専門的に相談できる機関はまだまだ少ないのが現状です。聴覚情報処理障害について理解を広め、どのように向きあっていけばいいのかを考えるひとつのきっかけになればとの思いから、今回、聴覚情報処理障害について第一線で研究されている国際医療福祉大学の小渕 千絵先生をお招きし、講演会を開催することになりました。
●日時:2019年6月15日(土)13:00~15:00
●テーマ:『聴覚情報処理障害とは?~音は聞こえるのに、話の内容が聞き取れない~』
●場所:京都市聴覚言語障害センター(京都市中京区西ノ京東中合町2番地)
●参加費:無料
●申込み方法:きこえにくい方のためのコミュニケーション教室よりお申込みください
聴覚情報処理障害の当事者交流会開催のお知らせ
小渕千絵先生によるご講演の他にも、下記の日程で『聴覚情報処理障害の当事者交流会』を3回予定しています。
●1回目:2019年8月3日(土)10:00~12:00
●2回目:2019年10月5日(土)10:00~12:00
●3回目:2019年11月30日(土)10:00~12:00
同じ悩みを共有したり、情報交換したり、どんな工夫ができるか話し合ったり、気軽に意見交換できればと考えています。